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学生のカウンセリングは無料で受けられる?|学生相談室・公的窓口・有料サービスの使い分け

大学・短大・高専に在籍している人は、まず自分の学校の学生相談室を使うのがいちばん安上がりです。日本学生支援機構の令和5年度調査では、大学の86.4%が学生の相談に対応する独自の組織(学生相談室等)を置いています。

結論

大学・短大・高専に在籍している人は、まず自分の学校の学生相談室を使うのがいちばん安上がりです。日本学生支援機構の令和5年度調査では、大学の86.4%が学生の相談に対応する独自の組織(学生相談室等)を置いています。

学生相談室が閉まっている時間や、学校の人に話しにくい悩みは、国が紹介している無料の電話・SNS窓口が使えます。同じ人と予約して続けたい、夜や休日に話したいといった条件があるときに、有料のオンラインカウンセリングを検討する順番がむだのない使い方です。

学生相談室はどれくらいあるのか

日本学生支援機構(JASSO)は、全国の大学・短期大学・高等専門学校を対象に学生支援の取組状況を調べています。令和5年度の調査は1,169校に依頼し、1,144校が回答しました(回収率97.9%)。

学生の相談に対応する組織・人として「学生相談室等」を挙げた学校は、大学全体で86.4%、短期大学全体で82.2%、高等専門学校全体で98.3%でした。保健管理センターや保健室も、大学全体の77.2%が相談の窓口になっています。

相談の件数も増えています。大学全体の1校あたりの平均件数は、令和3年度の1,187件に対し、令和4年度は1,238件でした。前回調査より件数が増えた相談内容としては、大学全体の53.3%が「精神障害」を挙げています。

学生相談室で受けられること

利用の条件は学校ごとに決まっていますが、公開されている案内を見ると、在学生は無料で使えるところがあります。たとえば慶應義塾大学の学生相談室は、1回30分から50分くらいで無料、臨床心理士や公認心理師の資格をもつカウンセラーが常駐していると案内しています。

法政大学の学生相談室も、在籍する学生は誰でも利用でき、利用は無料で、1回の相談時間は30〜45分程度としています。どちらも、相談内容の秘密を守ることを明記しています。

ただし法政大学は、生命・身体の安全に関わることと法律に触れることは秘密の例外としています。自分の学校の案内で、料金・予約方法・秘密の扱いを確かめてから申し込むと安心です。

相談の形も対面だけではありません。JASSOの調査では、大学全体で対面が99.5%、電話が85.7%、オンライン(ウェブ会議システム)が67.3%、メールが62.3%の学校で行われていました。SNS(LINE等)での相談は6.8%にとどまります。

学生相談室の弱いところ

いちばんの制約は開いている時間です。JASSOの調査では、大学全体の学生相談室等の開室時間は1週間あたり平均27.2時間でした。平日の日中に限られることが多く、授業やアルバイトと重なると予約が取りにくくなります。

学校の中の窓口なので、教員や同級生との関係の悩みは話しにくいと感じる人もいます。秘密は守られると案内されていても、気持ちのうえで抵抗があるなら、学外の窓口を使ってかまいません。

また、学生相談室のカウンセリングは診断や治療を行いません。慶應義塾大学のように、必要に応じて医療機関を含む他機関を紹介すると案内している学校もあります。医療とカウンセリングの違いはカウンセリングと精神科の違いで説明しています。

学外の無料窓口

厚生労働省の「まもろうよ こころ」は、悩みを抱えている人向けの電話相談とSNS相談の窓口をまとめています。年齢や時間帯に合わせて選べます。

電話なら、「#いのちSOS」(0120-061-338)とよりそいホットライン(0120-279-338)が24時間対応のフリーダイヤルです。こころの健康相談統一ダイヤル(0570-064-556)は、かけた場所の都道府県・政令指定都市の公的な相談機関につながりますが、ナビダイヤルなので通話料がかかります。

文字で相談したい人向けには、SNSやチャットの窓口があります。「あなたのいばしょ」は24時間365日、年齢や性別を問わず無料・匿名で使えるチャット相談です。10代〜20代の女性を対象にしたLINE相談(BONDプロジェクト)もあります。

電話番号と受付時間の一覧は無料で相談できる窓口にまとめています。受付時間は変わることがあるので、使う前に各機関の公式サイトで確かめてください。

高校生・18歳までの人の窓口

高校生など18歳までの人には、子ども向けの窓口があります。文部科学省の「24時間子供SOSダイヤル」(0120-0-78310)は、夜間・休日を含めていつでも、原則としてかけた場所の教育委員会の相談機関につながるフリーダイヤルです。

いじめに限らず、学校や友だち、家族のことなど子どものSOS全般を受け付けています。チャイルドライン(0120-99-7777)は18歳までの子どもがかける電話で、毎日16時から21時に受け付けています(12月29日〜1月3日は休止)。

有料サービスを考えるのはどんなときか

無料の窓口は、つらいときにすぐ話を聞いてもらう用途に向いています。一方で、担当者を選べない、1回ごとに相手が変わる、といった形の窓口も少なくありません。

同じカウンセラーと予約して続けたい、夜や休日に時間を決めて話したい、学校に知られずにじっくり話したいときは、有料のオンラインカウンセリングが選択肢になります。費用は全額自己負担なので、試す前に料金の仕組みを確かめてください。

当サイトが2026年9月に調べた12社では、初回無料が1社、初回を3,000円台で試せる回数制の会社が2社、1分100円から使える分課金の会社が3社ありました。初回の条件は初回が安いサービスのランキングで、継続したときの料金の幅は料金相場で比べられます。

学生割引の有無は12社の調査項目に入れていないため、ここでは書いていません。申し込む前に各社の公式サイトで確かめてください。

迷ったときの順番

1つ目は、在籍校の学生相談室の案内を読み、予約の方法と秘密の扱いを確かめることです。学生証があれば使える窓口なので、ほかを探す前に一度見ておく価値があります。

2つ目は、時間外や学校に話しにくい悩みのときに、学外の無料窓口を使うことです。「死にたい」「消えたい」と感じているときは、迷わず24時間の窓口に電話するかチャットで連絡してください。

3つ目は、続けて話したい条件があるときに、有料サービスを初回だけ試すことです。初回に何を話すかはカウンセリングの初回は何を話すかにまとめています。

よくある質問

大学の学生相談室は無料ですか?

学校によって決まりますが、慶應義塾大学や法政大学のように、在学生は無料と案内している学校があります。自分の学校の案内で確かめてください。

学生相談室で話したことは先生や親に伝わりますか?

公開されている案内では、相談内容の秘密を守ると明記している学校が多くあります。ただし、生命・身体の安全に関わることなどを例外にしている学校もあるので、利用前に確かめてください。

学生相談室はオンラインでも使えますか?

JASSOの令和5年度調査では、大学全体の67.3%がウェブ会議システムでの相談を行っていました。対応しているかは学校ごとに確かめてください。

夜中に話を聞いてほしいときはどこに連絡すればいいですか?

「#いのちSOS」(0120-061-338)とよりそいホットライン(0120-279-338)は24時間対応のフリーダイヤルです。文字で相談したいなら、24時間365日のチャット相談「あなたのいばしょ」があります。

出典

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ほかのガイド

ご注意:本サイトおよび掲載サービスの多くは医療機関ではありません。気分の落ち込みや不眠が2週間以上続く場合や、日常生活に支障がある場合は医療機関にご相談ください。緊急時は次の窓口へ:いのちの電話(日本いのちの電話連盟) 0120-783-556(フリーダイヤル。毎日16:00〜21:00、毎月10日は朝8:00〜翌11日朝8:00。ナビダイヤル0570-783-556は10:00〜22:00(年中無休・通話料有料))/よりそいホットライン(社会的包摂サポートセンター) 0120-279-338(24時間対応・通話無料。福島県からは0120-279-226)/こころの健康相談統一ダイヤル(厚生労働省) 0570-064-556(電話した所在地の都道府県・政令指定都市の公的相談機関につながる。曜日・時間は自治体により異なる。050で始まるIP電話からは接続不可)/救急安心センター事業(#7119) #7119(急な病気やけがで救急車を呼ぶか迷ったときの相談窓口。実施地域のみ)。無料の相談窓口一覧