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カウンセリングと精神科・心療内科の違い|どちらに相談すべきか

精神科・心療内科は医師が診察する医療機関で、病気かどうかの見立てや薬が必要かの判断は医師の役割です。カウンセリングは医師の診療ではないため、診断・治療は行いません。

結論

精神科・心療内科は医師が診察する医療機関で、病気かどうかの見立てや薬が必要かの判断は医師の役割です。カウンセリングは医師の診療ではないため、診断・治療は行いません。

眠れない、食べられないといった状態が続き、生活に大きな支障が出ているなら、まず医療機関に相談します。気持ちや状況を整理したい、誰かに話を聴いてほしいという段階なら、カウンセリングが選択肢になります。

両方を並行して使うこともできます。通院中にカウンセリングを受けるときは、主治医がいることを最初にカウンセラーへ伝えるのが基本です。

違いは「医療かどうか」

医師法17条は「医師でなければ、医業をなしてはならない」と定めています。精神科・心療内科での診察は医業にあたり、医師が行います。

一方、公認心理師法2条は、公認心理師の仕事を、心理状態の観察と分析、本人への相談と助言、家族など関係者への相談と助言、心の健康についての教育と情報提供の4つとしています。

厚生労働省と文部科学省が示した運用基準は、公認心理師の支援は「診療の補助を含む医行為には当たらない」としています。そのうえで、主治の医師の指示があってもなくても「診療及び服薬指導をすることはできない」と明記しています。

資格の違いは臨床心理士と公認心理師の違いにまとめています。

精神科と心療内科はどう違うか

医療機関が看板に出せる診療科名は、医療法施行令3条の2で決められています。「精神科」はそこに名称がそのまま挙がっています。

「心療内科」は、「内科」と「心療」という語を組み合わせた名称として認められているものです。どちらも医師が診察する医療機関である点は同じです。

国立精神・神経医療研究センターの「こころの情報サイト」は、うつ病かもしれないと思ったときの相談先として、総合病院の精神科や心療内科、精神科のクリニックを挙げています。内科などのかかりつけ医や、保健所・精神保健福祉センターの窓口に相談することもできるとしています。

どちらに行くか迷ったら、予約の電話で今の症状を伝え、その医療機関で診てもらえるかを確かめるのが確実です。

先に医療機関を考えたいサイン

同サイトは、一日中気分が落ち込む、何をしても楽しめないといった状態に、眠れない、食欲がない、疲れやすいといった体の不調が重なり、日常生活に大きな支障が出ている場合はうつ病の可能性があるとし、自己判断せずに相談するよう呼びかけています。

体に出るサインとしては、頭痛や肩こり、動悸、胃の不快感、めまいなども挙げられています。気持ちより先に体の不調として現れることもあると説明されています。

また、体の病気や服用中の薬が原因でうつ状態が生じることがあり、うつ病と双極性障害の見分けには専門家の判断が必要だとしています。こうした確認ができるのは医師です。

同サイトによると、日本では100人に約6人が生涯のうちにうつ病を経験しているという調査結果があります。珍しいことではないので、受診をためらう必要はありません。

死にたいほどつらい気持ちがあるときは、カウンセリングの予約を待たず、無料の相談窓口に今すぐ連絡してください。

カウンセリングが向いている場面

職場や家族との関係、進路、別れなど、生活の中の悩みを言葉にして整理したいときは、カウンセリングが使えます。病気かどうかがはっきりしない段階でも相談できます。

オンラインなら、通院の時間が取れない人や、近くに相談先がない人でも、電話やビデオで話せます。仕組みはオンラインカウンセリングとはで説明しています。

相談の途中で医療が必要そうだと分かった場合、カウンセラーから受診をすすめられることがあります。それはカウンセリングを断られたということではなく、役割を分けるための案内です。

通院中に併用するとき:主治医との関係

公認心理師法42条2項は、相談する人に「当該支援に係る主治の医師があるときは、その指示を受けなければならない」と定めています。

運用基準によると、この規定は、医師の方針とカウンセリングの内容が食い違うのを避けるためのものです。公認心理師は、主治医がいると推測される場合には、その有無を本人に確認するとしています。

公認心理師が主治医に直接連絡を取るときは、本人の同意を得たうえで行うとされています。主治医から、診療の情報や支援の内容についての指示を文書でもらうよう、本人が頼まれることもあります。

本人が主治医の関与を望まない場合は、公認心理師がその気持ちに配慮しながら、指示が必要な理由を丁寧に説明するとされています。

なお、この義務は公認心理師という資格にかかるものです。ほかの肩書のカウンセラーに相談する場合でも、通院中であることは伝えておくと、相談の進め方を決めやすくなります。

12社のサイトでは

本サイトが調査した12社(2026年9月10日調査)のうち、医療との関わりを料金や窓口として明示していたのは2社でした。

マイシェルパは、通常1回50分8,800円(税込)のところ、精神科・心療内科に通院中の人は所定の申請で6,600円(税込)としています。かもみーるは、心理士のカウンセリング(45分6,600円)とは別枠で、精神科医のオンライン診療を同じ窓口で受けられ、こちらは保険対応としています。

残りの10社については、通院中の人向けの料金や窓口があるかを今回の調査では確認できていません。利用前に各社のよくある質問を見ておくと安心です。担当者の資格を確かめたい場合は臨床心理士・公認心理師のランキングで比べられます。

費用の違い

医療機関での診察には健康保険が使えます。カウンセリングサービスの料金は保険の対象外で、全額自己負担です。理由と費用を抑える方法はオンラインカウンセリングに保険は使えるかで解説しています。

精神科の通院が長くなる場合は、自立支援医療(精神通院医療)という公的制度があります。厚生労働省は、通院による精神医療を継続的に必要とする人の通院医療費を支給する制度と説明しており、実施主体は都道府県・指定都市です。対象かどうかは主治医や自治体の窓口で確認できます。

よくある質問

オンライン診療とオンラインカウンセリングは別物ですか?

別物です。オンライン診療は医師による診療で、保険が適用される場合があります。オンラインカウンセリングは心理職などによる相談サービスで、保険は適用されません。

カウンセラーに薬のことを相談できますか?

飲み方や量の判断はできません。運用基準は、公認心理師は服薬指導をすることはできないと明記しています。薬についての不安は主治医に相談してください。

主治医に内緒でカウンセリングを受けてもいいですか?

担当者が公認心理師の場合、主治医がいれば指示を受ける義務があるため、主治医がいるかを確認されます。主治医への連絡には本人の同意が必要とされています。不安があれば、まずその気持ちをカウンセラーに伝えてみてください。

精神科と心療内科、どちらに行けばいいですか?

どちらも医師が診察する医療機関です。迷ったら、予約時に症状を伝えて診てもらえるか確認します。かかりつけの内科医や、都道府県の精神保健福祉センターに相談する方法もあります。

精神保健福祉センターとは何ですか?

精神保健福祉法6条に基づき都道府県が置く機関で、心の健康に関する相談のうち複雑または困難なものに応じることが業務の一つとされています。

出典

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ほかのガイド

ご注意:本サイトおよび掲載サービスの多くは医療機関ではありません。気分の落ち込みや不眠が2週間以上続く場合や、日常生活に支障がある場合は医療機関にご相談ください。緊急時は次の窓口へ:いのちの電話(日本いのちの電話連盟) 0120-783-556(フリーダイヤル。毎日16:00〜21:00、毎月10日は朝8:00〜翌11日朝8:00。ナビダイヤル0570-783-556は10:00〜22:00(年中無休・通話料有料))/よりそいホットライン(社会的包摂サポートセンター) 0120-279-338(24時間対応・通話無料。福島県からは0120-279-226)/こころの健康相談統一ダイヤル(厚生労働省) 0570-064-556(電話した所在地の都道府県・政令指定都市の公的相談機関につながる。曜日・時間は自治体により異なる。050で始まるIP電話からは接続不可)/救急安心センター事業(#7119) #7119(急な病気やけがで救急車を呼ぶか迷ったときの相談窓口。実施地域のみ)。無料の相談窓口一覧